フットワーク診断

BOSCHのフットワーク総合診断マシーン"SDL"とは

サイドスリップテスト、サスペンションテスト、ブレーキテストに特化した足回りを総合的に判定する診断マシーンです。

サイドスリップテスト

日本に従来からあるサイドスリップテストは、前輪のタイヤ横滑り量を測定するだけの装置で、現代の複雑なクルマの足回り構造には物足りない測定方法でした。 "SDL"のサイドスリップテストは、後輪のサイドスリップも測定します。 ちょっと足回りに詳しい人はピンとくるのではないでしょうか。 クルマの直進性は、実は後輪のスラストアングルが決定します。 スラストアングルとは、クルマが進む方向とクルマの中心線(幾何学中心線)との差を言います。 この差が大きいと、クルマが斜めに走ってしまいます。 "SDL"のサイドスリップテストは、後輪も測定し、スラストアングルの狂いからアライメント調整が必要かを知ることができます。

サスペンションテスト

クルマをテストプレートに乗せて、一輪ずつ輪重を測定し、タイヤを上下に振動させることで、サスペンション(ショックアブソーバー/コイルスプリング/各ブッシュなどの足回り全体)の状態(へたり、ガタ、損傷具合)を動的テストします。 一般的なサスペンションの点検は、メカニックが各部の摩耗や損傷の状態を確認し、車体を揺らすなどして感覚的な診断です。 現代のクルマは、走行安定性や安全性を高めるため、ABSやESCなどの様々な装置に制御されて走っています。 そのABSなどは、車体の挙動が正しい状態であることを前提に作動します。 さらに"SDL"のサスペンションテストは、ショックアブソーバーの交換時期の判定や、クルマに適した減衰力調整、クルマに合ったサスペンションキットの選定にも力を発揮します。

ブレーキテスト

ブレーキの引きずりやブレーキローターの偏摩耗、ブレーキパットの異常摩耗、ハブベアリングの劣化などから、最大制動力とブレーキの効きの左右差までも測定します。 従来からある日本のブレーキテストは、最大制動力と左右差の測定からブレーキの効きを検査しています。しかしながら、一般的な運転では、フルブレーキングで止まることはほとんど無く、ブレーキペダルを少し踏んだ状態や半分くらい踏んだ状態で止まることが普通です。 "SDL"は、車輪を空転した状態でハブベアリングの振れ状態を確認し、次に軽くブレーキを踏んだ状態での効きとブレーキの異常をテストし、徐々にブレーキを踏む力を強くして最大制動力を診断します。 したがいまして、このテストの結果により、ブレーキローターの偏摩耗やパットの異常摩耗、ハブベアリングの摩耗などをグラフで知ることができます。

Stella Motorsの目指すところは、足回りの快適性と安全性の「数値化と見える化」です。

サイドスリップテスト

前後を測定することによって、車検時のサイドスリップテストとは違う「アライメント作業の必要性」を判断することができます。

サスペンションテスト

ショックアブソーバーの機能を診断し、勘や定説に頼らない適切なショックアブソーバーの交換時期がわかります。 また、ショックアブソーバーの働きをグラフで確認できますので、減衰力調整式ショックアブソーバーの調整が、ダイヤルの数値に頼らない正確な状態となります。

コーナーウェイトバランスを測定しますので、車高調キットの適切なセッティングが可能です。

路面粘着率が数値化されますので、車両安定性と安全性を高めることができます。

足回りの異音測定により、走行時の異音発見にもつながります。

ブレーキテスト

前後左右のブレーキの効きバランスがわかりますので、適切なブレーキメンテナンスが可能です。

ローターの振れや歪みがグラフ化されますので、ローターの偏摩耗やキャリパーのピストンが固着しているかなど、非分解で診断できます。

ハブベアリングの振れをテストしますので、勘に頼らない適切なメンテナンスが可能です。

"SDL"の診断は、数値とグラフで結果が出ます。 診断後、結果を見ながら解説し、今後のメンテナンス計画の参考にすることができます。


フットワーク診断 SDL  完全予約制

各車種 9,800.-(税別)

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