アルファロメオ156 フューエルポンプ交換

アルファロメオ156で、V6・TSを問わずに発生するのが室内のガソリン臭。
原因は、燃料タンク上部にあるフューエルポンプのキャップに亀裂が入り、ポンプの作動とともにガソリンがあふれることで発生。
はじめは微かなガソリン臭から始まり、進行するとクルマに乗ることをためらうほどになります。

後部座席のシート、背面と座面を取り外した場所に、フューエルポンプがあります。部品へのアクセスは室内からとなり、ちょっと作業しにくい場所です。

近くで見てみると、丸に十字の部分にガソリンが溜まっているのがわかると思います。
十字部分の内側に亀裂が入り、亀裂からガソリンが噴き出してしまうのが原因です。
エンジンを始動すると、ガソリンが溢れ出してタンクを伝わり路面に垂れます。
当然室内で気化しますので、状態が進行すれば同乗者をはじめ運転するご本人もガソリン酔いは確実となることでしょう。

残念ながら、部品としてはフューエルポンプ本体とのAssyであり、バラでの供給がありません。
ガソリン臭を消す為だけとしては、少し高額な修理となってしまいますが、異臭と戦いながらクルマに乗ることを考えれば、やむを得ないでしょう。

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